名古屋市 千種区 本山の『腰痛改善・予防の為のパーソナルトレーナー・鍼灸マッサージ師・整体師』の竹内勇紀です。
今日は「ゲートコントロール説」について書こうと思います。
こんな経験はないですか?
どこかに身体をぶつけた時、その痛みをどうにかしようとして痛い部分を さすると、少し痛みがやわらぐという経験。
おそらくほとんどの方が自然にやっていることだと思います。
これは、神経伝達速度の違いによって起こる反応です。
理論としては非常に簡単です。痛みを感じる『痛覚』と、触られていると感じる『触覚』は感覚を脳まで伝える道が異なります。
その神経伝達経路の性質に違いがあり、『触覚』の経路の方が脳へ素早く感覚を伝えてくれます。よって、痛みよりも触られている感覚が速く伝わる為、瞬間的に痛みを忘れることができるのです。
整体やマッサージなども同じ原理です。身体をさすったり揉んだりする行為によって異常な感覚を忘れさせる目的も含んでいます。
このように、人体には生理現象と言って、身体の異常を元に戻す為の術や仕組みが少なからず備わっています。ただ、その異常の発生と正常に戻そうとする反応のバランスが崩れた時に、身体の不調は起こります。
スポーツでも同じですが、疲労が蓄積されオーバートレーニングになった時に、思うようなパフォーマンスができなくなります。その段階に陥ってからだとなかなか元には戻りません。生理現象を最大限に活用しつつ、それだけでは補えない部分のケアを同時に行っていくことが重要になっていくと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
PINO整体院 竹内勇紀